メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ヨーグルト

この4~5日、風邪でどうも調子が悪いけれど、昔に比べて、何だか余り風邪を引かなくなったような気がする。特に、イエニドアンへ越して来てからは、それほど酷い風邪に悩まされた覚えがない。
昔は冬になると、よく風邪を引いた。インフルエンザや気管支炎で寝込んだりすることもあった。
風邪の予防には、例えば手洗いの励行など、衛生も強調されているが、私の場合は、それより「寒さ」や「寝不足」などが大きな要因になっていたと思う。
衛生に関しては、季節を問わず、私はいつも褒められた状態じゃない。そして、いくら夜更かししても、夏場は滅多に風邪を引かなかった。それが、冬に暖房の余り効かない寒い部屋で夜更かししたりすると、かなりの確率で風邪をひいた。
イエニドアンの家は、暖房も良く効くし、ここへ越して以来、殆ど夜更かししなくなった。夜になったら、さっさと寝る。これが一番の予防じゃないだろうか。
もう一つ、私が間違いないと信じている健康の要因がある。
それは毎日のように食べているヨーグルト。
以前からヨーグルトは良く食べていたけれど、イエニドアンに越して以来、その頻度も量も比較にならないくらい増えた。2㎏入りのヨーグルトを、大概、3~4日で消費してしまう。夜はヨーグルトしか食べないことも多い。
これで、まず便通がもの凄く良くなる。なるべく少食を心がけているのに、その食べたものが全て出て来るのではないかと思えるくらい、立派な生産物が毎日出荷される。
あれは、食べ物のカスだけが出て来るんじゃなくて、新陳代謝により、老廃物も排出されているそうだから、新陳代謝が相当良くなっているのかもしれない。
実を言うと、ヨーグルトのこの作用に気が付いたのは、もう30余年前になる。
川越の産廃屋で働いていた頃のある日、下痢してもの凄く具合が悪く、食欲もなかったため、食べやすいヨーグルトで何とか栄養とエネルギーを確保しようと、400g入りの「ブルガリア・ヨーグルト」をいっぺんに食べてみたところ、翌朝、立派な生産物が出荷されて、具合も良くなってしまったのである。
最初は、たまたま良くなっただけかと思ったけれど、何度か試してみた結果、ヨーグルトの効用に違いないと確信するに至った。でも、日本でヨーグルトは、それほど安価な食品とも言えないから、それは具合が悪い時に限られた「薬用食」みたいなものだった。
しかし、トルコに来れば、毎日食べても家計に響かない程度の価格である。スーパーでは、4㎏入りのビックサイズも売られている。あれでも、4人家族だったら、あっという間に無くなってしまうだろう。
トルコの食卓には、ヨーグルトが欠かせない。ご飯(ピラフ)にヨーグルトを掛けて食べる人もいる。そもそも、ヨーグルトの語源はトルコ語であり、トルコこそがヨーグルトの本場なのである。
ところで、「ヨーグルトを食べても便通は良くならなかった」と言う人もいるけれど、食べた量を訊くと、100gとか200gなんて答えが返ってくる。やっぱり、400~500gは食べないと駄目かもしれない。大相撲の琴欧州親方は、若い頃、毎日2㎏ぐらい食べていたそうだ。
毎日の健康にヨーグルト! その効果は間違いないと思う。少なくとも、私はそう信じて、毎日食べている。

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