メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

六甲山縦走~有馬温泉

今日から年末年始の休暇に入ったので、2020年の4月に六甲山へ登って以来考えていた「摩耶山~六甲山~有馬温泉」というコースを歩いてみた。

「近い所だからいつでも行ける」なんて思っていると、他所へ越したりして、そのまま行かずに終わってしまったことが少なくない。最近は、機会があれば直ぐに実行へ移すように心掛けている。

2020年は「コロナ騒ぎ」の真っ盛りで、有馬温泉はゴーストタウンと化しており、「金の湯」にも「銀の湯」にも入ることができなかった。

そのため、今回は遅くとも16時半頃までに有馬温泉へ着けるよう、全行程を8時間として、8時半には新神戸駅から歩き始めるつもりで出発した。

新神戸駅の北側に出ると、そこはもう鬱蒼とした山林で、南側の喧騒が信じられないほどである。

摩耶山までは結構標高差もあって、「播磨アルプス」などより遥かに登り応えがあるけれど、登山道は余りにも整備が行き届いていて、何だか「山らしさ」が感じられない。しかも、登り切った所は、自動車の通れる道路になっていて、非常に興ざめである。

そこから六甲山までの「縦走路」は、舗装された「山道」であったり、市バスの通る道路であったりして、ゆっくり山の雰囲気を楽しむ気にもなれない。

「播磨アルプス」が何故多くの登山者で賑わっているのか解るような気がした。

結局、かなり早足で縦走路を歩いたため、14時には有馬温泉に着いていた。

それで、『これなら、銀の湯と金の湯の「はしご湯」も楽しめるかもしれない』と思ったけれど、有馬温泉は2020年のゴーストタウンとは打って変わって、数多の観光客で大賑わいであり、銀の湯へ入るにも20分ぐらい順番を待たなければならなかった。

金の湯の方はもっと混雑していたそうである。それに、銀の湯でゆっくり湯に浸かっていたら、歩いて来た疲れがどっと出て体がフニャフニャになり、とても「はしご湯」を楽しむ元気は残っていなかった。

銀の湯を後にすると、さっさと有馬温泉駅まで歩き、三宮にも寄らず家へ帰って来た。体も冷え切ってしまったので、この駄文をアップしたら、また家の風呂に入って、湯上りにビールでも飲むつもりだ。今日のビールはとても美味いと思う。