今日の夜勤明け散歩、まずは職場から三宮、再度山公園を経て、神戸電鉄の鈴蘭台駅まで歩いた。3時間半ぐらいのコース。
小雨が降り続いて、歩くのは往生したけれど、紅葉の名所と言われる再度山公園で、小雨に煙る紅葉はなかなか見応えがあった。
神戸電鉄には、新開地から有馬に行く路線と小野市の方へ向かう路線があって、いずれも山岳鉄道のように山間の曲がりくねった鉄路を走り、鉄道オタクにとっては堪らない魅力がある。
もちろん、今日も鈴蘭台で先頭車両に乗り込み、新開地まで前方の車窓風景を満喫させてもらった。
最近は、夜勤明け散歩の度に新開地の方へ来ている。この街は、東京でいえば浅草のような感じで本当に楽しい。
かつてはハイカラな繁華街だったそうだが、ちょっと寂れてしまって、隣接する風俗街の方が目立っているところも何だか浅草に似ている。
色々なものがごちゃごちゃと混ざり合っているのも面白いし、私にとっては故郷に戻って来たような安堵が感じられる街でもある。
今日は、そのハイカラの名残とも言えるような老舗の洋食店でランチを食べて来た。
この洋食店「グリル一平」は、三宮と元町に支店を構えているけれど、新開地よりもそういう洒落た街の雰囲気が似合っているかもしれない。ランチも1000円以上で決して安くなかった。
しかし、気取らない接客が心地よく、レジの所に、来店したガッツ石松さんの写真が貼り出してあったりして、その辺りが新開地らしい。わざわざ本店まで来た甲斐があったと思う。
そして、朝食抜きで3時間半歩いた後に食べたランチは感動的に美味かった。