メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

日本の指導者は誰?

上記の駄文に、来客の9割方が若い女性の韓国料理店で男1人の私はかなり目立っていたのではないかと書いたけれど、それよりも店頭で並んでいる時からマスクを着用していなかったことの方が遥かに目立っていたかもしれない。

最近は、仕事で配達先のお客さんの前であるとか、特に着用を強要している所以外では、まずマスクをしていない。その代わり、必要に応じて直ぐに取り出せるよう、トラックの運転席等々色んな所にマスクを忍ばせている。

トルコでは、いよいよ全面的にマスクを着用しなくても良いことになったそうだ。

このニュースを聞いてますますトルコへ行きたくなってしまった。いったい日本では、いつになったら「マスクしなくても良い宣言」が出るのだろう?

この問題に対する岸田首相の態度が曖昧ではっきりしていないため、方々から非難されているけれど、岸田首相が最も心配しているのは「選挙に与える影響」であるような気もする。おそらく、医学的な認識であるとか専門家の意見などより、とにかく世論の動向が気になっている。

その世論の形成に一役買っているマスコミも、まずは視聴率を上げなければならないので、できるだけ多くの人たちが関心を持ってくれそうなネタばかり提供するようになり、結果として「コロナの恐怖」を煽ることになってしまう。専門家はもちろんそのマスコミの要請に従って意見を述べる・・・。こういう悪循環が延々と繰り返されてきたのではないだろうか?

この悪循環を断ち切れる指導者の出現を期待したいところだけれど、日本の政治家は国民の指導者というより、なんだか国民に指導される下僕のようである。さもなければ選挙に勝てない、と私のつまらない連想はまた振り出しに戻ってしまった。

いつだったか、石破茂氏が地元での選挙活動の苦労を語っていた。有権者を訪ね歩いて握手を交わさなければならないそうだが、その有権者の数に驚かされた。あれでは国政に関与する時間など余り残らないだろう。石破氏がいくらタフでも無理だと思う。

ここでトルコの国政選挙を考えてみると、まず「地元での選挙活動」なんて殆ど行われていないようである。

候補者もその選挙区も党の中央が決める。有権者も候補者というより、党そのものに投票する。選挙活動は、与党AKPの場合、エルドアン大統領一人にお任せであるかのようだ。全国津々浦々を回って得意の演説を繰り返している。だから、地盤・看板・鞄なんて話も聞かなければ、政治家の世襲も殆どない。

これはオスマン帝国以来の中央集権による政治風土なのかもしれない。そのため、地方分権という意識は非常に希薄であるような気がする。どちらが良いのか解らないが、日本の選挙制度はもう弊害の方が多いように思われてしかたがない。

*Daily Sabah