メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

コロナ騒ぎと不思議な世の中

最近、銭湯がかなり混みあうようになった。やはり、以前はコロナ騒ぎの影響で客足が遠のいていたのだろう。

もちろん、浴場内でマスクをしている人などいない。脱衣場も同様である。スペースの狭い脱衣場は超過密な状態にもなっている。

さらに、私のような1人客はともかく、連れ立って来ている人たちが「黙浴」なんていう注意書きに従うはずもなく、賑やかな活気も感じられる。ここだけは平常の生活が戻って来たかのようだ。

しかし、入口には「マスク着用」と大きく書かれていて、受付の係員は着用していない客に注意を促している。

そのため、私も入口の前でポケットからマスクを取り出して着用し、受付で支払いを済ませ、脱衣場に入ると速やかにマスクを外してポケットに収める。これでは何のことだかさっぱり解らない。

銭湯を運営している人たちは、脱衣場や浴場内がどういう状態になっているのか百も承知しているだろうに、何とも不思議な世の中になってしまったものだ。

大谷選手が大活躍したメジャーリーグでは、ベンチの選手たちはもちろん、観客の多くもマスクなどしていなかった。豪快なホームランを放った大谷選手は、同僚たちから熱烈なハグでベンチへ迎え入れられていた。

ところが、日本のプロ野球を見ると、ベンチの選手たちは、皆、マスクをしていたりする。本当に不思議な世の中だ。

私には、マスクの効用やワクチンの効果など、医学的な知識がないから解らない。公表されている死亡者の数やその年齢層から判断して『それほどのリスクがあるのか?』という疑念を抱いてきただけである。

しかし、その僅かなリスクに不安を感じている人たちへ如何なる反論を試みても無駄になると思う。

それで、治験例が充分とは言えないらしいワクチンの危険性が取り沙汰されていても、『安心とやらを得るには接種率を高めて行くしかない』と考えたりした。『安心のためには多少の犠牲はやむを得ない』なんてとんでもないことを考えていたのだ。

ところが、接種率が高まっても、次から次へとネガティブな報道がもたらされるので、「安心」は一向に得られる気配がない。

いったい、日本の社会が平常の活気を取り戻すためには、他にどういう方法があるのだろう?

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