デカトロンのある西宮ガーデンズは、西宮球場の跡地に建てられたそうだ。周囲を少し歩いてみると、球場だったことが解るような気もする。
しかし、一昨日は凄く寒かったので少し歩いただけで早々に退散した。結局、西宮まで行って、デカトロン以外に寄ったのは、同じガーデンズ内にある「丸福珈琲」だけだった。
丸福珈琲は、難波で飲んだ後、本店に行って、あの濃いめのコーヒーで少し酔いを覚ますと高砂まで帰るのにちょうど良い。
本店は相合橋筋の繁華街にあって、庶民的な雰囲気が漂っている。かつては、隣に山口組系宅見組の事務所があったりした。
西宮ガーデンズ内の丸福珈琲は、その本店よりも遥かに高級な感じがする。接客もやたらと丁寧だ。客層もちょっと違うのではないかと思う。
「本店よりも支店の方が遥かに高級」というのは、何処か他に例があるだろうか？
西宮と難波という街の違いもあるかもしれない。
一昨日、良く見える所にいた若いカップルは、コーヒー飲む時だけマスクをずらし、マスクを付けたまま会話を楽しんでいた。
なんとなく、難波の本店に、ああいうカップルは現れないような気がする。
果たして、あのカップルは、どういうセックスをするのだろうか、キスはしないのだろか、などと余計なことが気になってしまう。
西宮は、街を行く人たちのマスク着用率も難波より圧倒的に高いのではないかと思う。難波からもっと南へ下って西成まで行けば、マスク着用率はもっと減る。
西宮では、例えば丸福珈琲に入店する際は、私も一応マスクを付けた。
いつからポケットに忍ばせてあるのか解らない薄汚れたマスクには、数多のバイ菌やウイルスが培養されていることだろう。
それでも、問題が生じないよう一応付けて、コーヒーを注文したら速やかに外す。まったく何のことやらさっぱり解らない。
やっぱり、どう考えても私には難波の方が居心地が良い。
＊難波の丸福珈琲本店（２０２１年９月）
