メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

梅ヶ枝湯

一昨日、山陽電鉄高砂駅近くにある梅ヶ枝湯で初めて湯に浸かって来た。

今でも薪で湯を沸かしている超レトロな湯として知られているけれど、うちから行こうと思ったら、自転車で20分はかかる。

そのため、冬は帰って来るまでに湯冷めしてしまう、夏は大汗をかいてしまうで、今ぐらいの季節しか湯に浸かれるチャンスはないと思う。

梅ヶ枝湯の開業は昭和18年というから戦前のことである。50年前、私が子供の頃に通っていた銭湯より、もっとレトロな感じがした。

内部の撮影は許可されていないが、脱衣場も実に渋い雰囲気があった。ロッカーというか、衣類を入れる木製の棚にも骨董的な価値がありそうだ。

*以下のブログには脱衣場の写真が掲載されている。

しかし、考えてみると、50年以上前の銭湯の脱衣場にはロッカーなど無く、大きな竹の籠に衣類を入れていたと記憶している。

ロッカーはいつ頃から使われるようになったのだろう? 中学生になった頃は既にロッカーがあったような気もするから、50年ぐらい前だろうか?

薪や残材を燃料に使っていた銭湯は35年ほど前にもかなり残っていたはずである。その頃、産業廃棄物のダンプで、残材ばかりを積んだ場合、最寄りの銭湯に下ろしたことが何度かあった。運転手には受け入れ可能な銭湯のリストが配られていた。

梅が枝湯の周囲も大分寂れていて、レトロな雰囲気が漂っている。コロナ騒ぎの影響はあるけれど、騒ぎが始まる前に来た時も、シャッターを閉ざしている所が多かったと思う。高砂駅の駅前からして時代を感じさせるものがある。

かつては、JR沿線よりも、山陽電鉄の沿線が栄えていたそうだが、今や全くその面影はない。

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