メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

アメリカの大統領選挙

トルコには、ニュース・時事専門のチャンネルがいくつもあり、中には“YouTube”からリアルタイムで視聴できるところもある。
アメリカの大統領選挙に関しては、各チャンネルが特番を組んで、スタジオに外交問題等の専門家を招き、昨日(11月8日)、投票前の状況から論評を始めると、今朝(11月9日)も開票速報を兼ねて、引き続き、今後の展開などを分析していた。
投票前の論評では、多くの専門家が「両候補拮抗」として、どちらが勝つのか明言を避けながら、トランプ氏が勝った場合も、それほど極端な外交政策の変更はないと見ているようだった。
一部に、多額の献金を受けていたとされるクリントン氏は、フェトフッラー・ギュレン師の送還に応じそうもないが、トランプ氏なら期待できるという声も聞かれていたけれど、ある識者はそのいずれも否定していた。
クリントン氏が、献金で政策を変えることはないし、トランプ氏だから送還に応じるといったこともないだろう、という見解だった。
一般的には、エルドアン大統領の支持者に、トランプ氏へ期待を寄せる人が多く、反エルドアンの左派が少なからずクリントン氏を応援していたような気がする。
選挙は、結局のところ、トランプ氏が勝利を収めているものの、果たして今後の展開はどうなるだろうか?