メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

死刑復活?

トルコでは、MHPのバフチェリ党首が死刑復活をあらためて主張して、死刑の是非をめぐる議論が再燃しているらしい。これまで何度も盛り上がっては立ち消えになってきたけれど、今回はかなり現実味があるような気もする。

2週間後には、2016年7月15日クーデター事件の2周年を迎える。この日を前後して、議論は一層熱をおびてくるのではないかと思う。

“新たに改正された法律を過去の事件に遡及して適用することはできない”とは言うものの、クーデター事件の首謀者であることがほぼ明らかになってきたフェトフッラー・ギュレン師の“処刑”も取り沙汰されるに違いない。

もちろん、その前にアメリカがギュレン師の送還に応じてくれなければ、処刑どころか現行の法律に従って裁くことさえ難しいが、“送還”も以前より多少は現実味のある話として語られているようだ。