メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

大元旅館

ソウルでは、8日間に亘って、かつてのバックパッカー宿だった“大元旅館”でお世話になった。経営者の御夫婦はとても親切な方で、古き良きソウルを満喫させてもらった。
ソウルも、この10年で相当物価が上がり、行く前にネットで適当な安宿を探してみたけれど、なかなか見つからなかった。それで、もしやと思いながら、“大元旅館”で検索を掛け、旅館のウエブサイトに行き着いたのである。
大元旅館は、私がソウルに滞在していた頃からあって、行ったことはなかったけれど、その評判を伝え聞いていた。当時から、日本人旅行者の集まる宿だった。
しかし、失礼な話かもしれないが、物価の高騰した今のソウルで、あの安宿を経営して、御夫婦に何のメリットがあるのだろう? 既に、御夫婦にとって旅館の経営は、日韓友好の為の社会事業になってしまっているのではないかとさえ思った。

また、毎年のように繰り返し利用してくれる常連の日本人旅行者との再会を楽しみにされているのかもしれない。
私も、また来年訪れて、再会が叶ったらと思う。

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