メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

アンタキアの朝食

テルカダイフを作り終えたムルセルさんが、次に焼き始めたのが“タシュカダイフ”。丸く片面だけ焼いてザルに上げていました。お菓子屋さんでは、この中に胡桃などを挟み、油で揚げてシロップをかけたものが売られています。
ムルセルさんは、「隣の店でキュネフェが焼きあがるまでには、まだ時間があるから、その前に簡単な朝食を御馳走しましょう」と言って、わざわざ私の為に、特別な“タシュカダイフ”を焼いてくれました。

片面を焼いた上に、キュネフェ用のチーズと砂糖を乗せ、チーズが溶けてから、これをもう一つの“タシュカダイフ”の上に被せて出来上がり。チーズ入り“ドラ焼き”みたいな感じです。
もちろん、これはホスピタリティーの成せる業だから、料金などは絶対に受け取りません。ほかほかの“ドラ焼き”と温かい心遣いに感謝感激です。

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