メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

アベノマスク

先週、うちにも「アベノマスク」とやらが届けられた。私は使うつもりがないし、世間の評判も芳しくないので、もらってくれる人もいないだろう。そのまま記念に保存して置こうかと思う。

マスクは、会社から支給された布製のものを使っている。もっとも、使っているのは、職場とその近辺だけで、通勤電車の中でもまず使ったことはない。その代わり口は堅く閉ざし、どうしても至近距離で見知らぬ人と会話しなければならなくなった時だけ、マスクを取り出して着用している。でも、最近は着用しようとすると、「いやいや構いませんよ」と言ってくれる人も多くなった。

コンビニやスーパーでも、支払い方法を問われたら、パスモを見せるだけにしたりして、極力口は開けないようにしているけれど、これが習慣になってしまいそうで恐ろしい。

会社支給の布マスクは、かなり丈夫に出来ているのか、汚いパンツや靴下と一緒に何度も洗濯して使っているが、緩んでしまうようなことも全くない。だから、マスクが不足する心配もないとはいえ、いつまでこの状態が続くのか嫌になってしまう。

まず、マスクを着用されると、顔の判別がかなり難しくなる。良く見知った顔であれば何となく解るが、初めて会った時にマスク着用の状態だと、もう一度会ってもなかなか解らない。おそらく、マスクを外されたら、それでまた解らなくなる。

私は人の顔を良く覚えているのが、数少ない芸の一つだと思っていたけれど、やはり顔というのは、目、鼻、口と全体を見て識別しているのだろう。マスクで下半分が覆われてしまうと、顔のイメージが掴めなくなるようだ。

f:id:makoton1960:20200627132744j:plain