トルコのサバー紙で、半年前にも「人々を『生きる屍』に、社会を『禁止の地獄』に変えてしまってはならない!」と訴えていたメフメット・バルラス氏が、9月2日付けのコラムで、またコロナ問題を取り上げていたので、前半のその部分だけを拙訳してみました。
**********(以下9月2日付けサバー紙コラムより拙訳)
長期にわたったブランクを経て、ようやく学校の対面授業が再開される。
もちろん、これは不安、あるいは恐れに満ちた期間になるだろう。
多くの研究にもかかわらず、コロナと言われるウイルスの全容を私たちは認識できずにいる。
例えば、子供たちにどのような痕跡を残すのか未だ解明されていない。
知られているのは、コロナが子供たちではなく、大人を脅かしているという事実だ。
死亡の記録を見ても、これには理解が得られるだろう。
対面教育が始まり、その課程に責任のある人たちは、どうか子供たちを圧迫しないで欲しい。
マスクの着用やワクチンの接種を強要したり、事あるごとにPCR検査を望んだりするのも、子供たちや父兄を圧迫してしまう。
最近、広範な議論の要因になっているワクチン問題は、まだ全てが明らかになっていない。
明らかになっているのは、ワクチンを独占している企業が通常では考えられないほどの利益を上げたということぐらいである。
そのため、世界の多くの国々と同様、トルコもワクチンの購入に重大な予算を割いている。
しかし、このプロセスも終わるはずだ。それも、願わくは、最少の損害で終わらせたい。子供たちに、これ以上の困難を強いることなく、充足できていない教育を全うさせようではないか。
**********(後略)