メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

カツカレーの思い出

今日、姫路の銭湯へ行った帰りに、姫路の駅前で久しぶりにココイチのカツカレーを食べて来た。

福岡では良く食べていたけれど、こちらへ越して来てからは、場所とタイミングが合わず、なかなか食べる機会がなかった。

ココイチのカレーを食べると、20代の頃、カレー屋さんや喫茶店で食べていたカレーが思い出されて懐かしい。カツカレーなら、ちょっとした贅沢な思い出だ。

新潟県の観光ホテルで働いていた19歳の冬、昼はゲレンデの脇にあるレストランでウエイターをやらされた。

ウドンやソバ、スパゲッティといった簡単なメニューを中心に提供していたレストランだから、カツカレーは結構贅沢な一品だった。それで、休みの日に客として、その贅沢なカツカレーを味わった思い出がある。

東京へ戻って来て、飯田橋近辺のアパートで暮らしていた頃は、神楽坂にあったジョンブルという喫茶店でコーヒーを飲みながらドライカレーを食べたりした。

この喫茶店は、店内のテレビ放送がスポーツ番組優先で、スポーツ番組にも希少価値に基づく優先順位があった。つまり、プロ野球とボクシングの世界タイトルマッチであれば、必ずボクシングが優先されたのである。

お陰で、何度かドライカレーを食べながらここでタイトルマッチを観戦することができた。

当時、働いていた運送屋には、70余歳という先輩の運転手がいた。とても、その年齢には見えない若々しさで、車の運転も若々しいというか非常に荒っぽく、もの凄いスピードでかっ飛ばしていた。

この先輩は、配属先の〇〇〇印刷の社員食堂でカレーを注文し、そこへ近くの肉屋さんで買って来たトンカツを乗せて「これでカツカレー!」なんてやっていた。

今のココイチのトッピングみたいだ。

しかし、今、考えてみると、先輩は50歳以上年下の私をまるで同年配の仲間のように扱ってくれたけれど、あれはとても得難いものだったかもしれない。

私も先輩みたいな70歳になれるように頑張ろう!

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