メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

敗戦の日に「かつめし」を食う!

盆休み中に、一度くらい自転車の「新車」で街探索を楽しみたいと思っていたので、今日は「颯爽」と高砂の海を目指して出かけて見た。

まずは、配送のトラックから見かけて気になっていた記念碑のようなものを見に行った。

これは竜山大橋の袂にある。信号で止まる度、案内に何と書かれているのか確認しようとしたが、文字が小さ過ぎて見えない、トラックを降りて見に行くわけにも行かない。そのため、とても気になっていたのである。

まあ、近づいて良く見ると、何だか只の岩のようだった。案内には「竜ヶ鼻」とある。竜山の名の元になった由緒ある岩で、竜の頭のように見えることから、「竜ヶ鼻」と名付けられたそうだが、何処が「竜の頭」なのか良く解らなかった。

そして、ここで写真を撮ったりしている時、既に汗びっしょりになっていた。「颯爽」などという雰囲気は全く感じられない。もの凄い暑さである。海辺まで行ったら風呂上りのようになってしまうだろう。予定を変更し、昼飯を食べて、さっさと帰ることにした。

昼飯は、高砂加古川ソウルフードと言われる「かつめし(ライスに牛カツが乗っている)」である。この辺では、洋食屋に限らず、喫茶店にも中華料理屋にも「かつめし」がメニューに記されている。

高砂市在住なのだから、これを話題にしなければと思っていたが、最初に食べた「かつめし」が余り美味くなかったので、そのままになっていた。

今回行った店は、職場の先輩から教えてもらった。しかし、先輩は「その店が美味い」と言いながら、「そもそも『かつめし』なんて、期待して食べに行くもんじゃないよ」と笑っていた。

ネットで調べても、「あまり上等になったら、もう『かつめし』とは言えない」などと評されているくらいで、どうやら、あくまでも「庶民の味」といった扱いのようである。

さて、今日食べた「かつめし」だが、最初に食べた店より美味かったと思う。高砂を訪れた人にはお勧めしたい。

なにより、「かつめし」が人気メニューになっているのに、本来は鮨屋である所が面白い。しかし、昼飯時だった所為か、殆どの来客が「かつめし」を食べていた。一応、鮨のカウンターもあったから、夜になると鮨を食べに来る人もいるのだろう。