メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ベッド工場

うちの階下は、以前、縫製工場だったけれど、1年ぐらい前に入居者が変わり、今はベッドを作る工場になっている。
この工場、中を覗いてみたことはないが、いつも外に雑然と資材が並べられていて、管理が行き届いた仕事をしているようには見えない。
並べられた資材は、大雨が降っても濡れたまま放置されている。その中には、マットレスやスポンジ、布生地もあるが、これはさすがに廃棄物だと思っていた。
ところが、先日、窓を開けて外を眺めていると、工場の人たちが雨に濡れた布生地等を、せっせと隣の空き地に広げて干しているのが見える。
乾いたら、素材として使うつもりなんだろうか? まさかとは思うが、棄てる物をわざわざ干したりはしないだろう。
ひょっとすると、バネの間に挟むスポンジなど、完成品になれば、外から見えるわけじゃないので、多少汚れていても構わないと気にしていないのかもしれない。
時々、完成品をトラックに積み込んで出荷しているけれど、傍から見る限り、それは真新しい立派なベッドである。なんでも中古で済ませている私には、とても手が出ない値段で売られているに違いない。
しかし、あの雨ざらしのスポンジが使われているとしたら、そんなベッドで寝ても余り良い夢は見ないような気がする。

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