メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ヒマワリ

ヒマワリと言えば、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」に出て来た“ロシアのヒマワリ畑”が頭に浮かぶけれど、実際、ヒマワリの生産量はロシアが世界で最も多いらしい。
ウィキペディアを見ると、ロシアでヒマワリ生産の増えた理由が、以下のように説明されている。
正教会は大斎の40日間は食物品目の制限による斎(ものいみ)を行う。19世紀の初期にはほとんど全ての油脂食品が禁止食品のリストに載っていた。しかしヒマワリは教会の法学者に知られていなかったのか、そのリストにはなかったのである。こうした事情から、正教徒の多いロシア人たちは教会法と矛盾なく食用可能なヒマワリ種子を常食としたのであった。」
まさか、こんな理由があったとは驚きである。すると、やはりギリシャでもヒマワリの生産は多いのだろうか? 19世紀には、現在ギリシャ領となっている西トラキア地方もオスマン帝国の領内だった。果たして、当時、正教徒のギリシャ人がトラキア地方に広めたヒマワリ栽培が、今に伝えられている、ということはないだろうか? いつか調べてみよう。

*写真はトルコのトラキア地方

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