先週、「高砂市新型コロナワクチン接種担当」という所から、「この封筒は必ず開封して下さい」という郵便が届けられた。
開封してみると、中から出て来たのは、「ワクチン接種無料」の公告と、過去の私の接種記録で特に意外なものはなかった。
ワクチン接種を受けに来る人は激減しているそうだから、封筒がそのまま捨てられてしまわないように「必ず開封して下さい」なんて明記したのかもしれないけれど、接種を受けるつもりがない人に対しては、開封してもしなくても、その効果に何の変わりもなかったように思える。
結局、「行政の焦り」が明らかになってしまっただけではないだろうか?
どのくらいの封筒がそのまま捨てられてしまったのか解らないが、全国で未接種により廃棄処分となったワクチンは既に膨大な量に及んでいるという。
各行政は、製薬会社からワクチンを購入し、余ったものを廃棄して、また新しいバージョンのワクチンを購入するといったことを繰り返しているらしい。
「なんという無駄使いなのか?」と呆れてしまうけれど、それは我々庶民が腰を抜かしてしまう金額であるようだ。
「ワクチン利権」という言葉も囁かれているが、この利権に絡んで報道も規制されているのか、大手メディアがこの無駄使いを追及している様子も見られない。
報道ばかりでなく、この社会は何から何まで変になってしまったような気がする。
「接種無料」とはいえ、その莫大な金額に至るツケは、いずれ我々に回ってくるに違いない。