大統領選挙を前にして、米国でも「分断と対立」が騒がれているようだ。
私に米国の状況は良く解らない。確かに、人種差別の問題もあり、あまり穏やかにまとまっている印象は得られないが、その「分断と対立」は、いつ頃から現れていたのだろう?
有色人種が公然と差別されていた頃は、もっと激しい分断があったような気もする。キング牧師の暗殺に騒然としていた時代の対立も凄まじかったに違いない。それが、昔の米国は真っ当だったのに、まるでトランプ大統領になってから「分断と対立」が始まったかのように騒がれている。
ベトナム戦争の頃のアメリカは非常に真っ当な国だったらしい。あれは「義」に基づいた戦争だったのだろう。イラク戦争は正しく正義の戦いだったようだ。他国に軍を侵入させて悪漢のビン・ラディンを謀殺したオバマ大統領は非常な平和主義者だったに違いない。
また、トランプ大統領は、これまでになく下品な大統領であるかのように喧伝されているけれど、執務室で女性秘書官にチンポコをしゃぶらせていた元大統領は、どれほど上品だったのか?
なんだか全てが大統領選挙を前にしたマスコミのキャンペーンではないかと思えて来る。
まあ、バイデン候補が勝ったところで、米国の対中政策に大きな変化は起こらないとも言われているし、米国が再び中東への介入を強めるとも思えないが、やはりトランプ大統領が再選されるに越したことはないだろう。