メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

帰ってきた!

トルコでの滞在期間は、既に18年近い。韓国には、25年前、1年半滞在しただけだ。今や韓国語よりトルコ語のほうが、ずっと楽に話せる。それなのに、先月、10年ぶりに韓国へ行き、着いた翌朝、ソウルの街を出歩いたら、なんとなく『帰ってきた』という感慨にとらわれた。
街の雰囲気が日本に似ているから、故郷に近づいたと感じていたのか、それとも、久しぶりのソウルで気分が高揚し、25年前に“帰った”ような気分だったのか、どうにも良く解らない。その二つの感覚が混ざり合っていたかもしれない。
どういう本で読んだのか忘れたけれど、ある韓国の人は、アメリカからの帰途、トランジットで日本へ寄る度に、やはり“帰ってきた”と感じていたそうだ。
「近くて遠い国」なんて言われたこともあるが、日本と韓国は色んな意味で近い隣国同士じゃないかと思う。
しかし、先月の韓国行きでは、イスタンブールに戻って来ると、これまた当然のように、帰ってきたと感じた。2006年、仕事絡みで日本に一時帰国した際も、慌ただしい日程で疲れた所為か、イスタンブールの空港に降り立ったら、“帰ってきた”と安堵したのを思い出す。
私には、帰る所がたくさんあるようだ。これを皆に感謝しなければならない。 

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