先週の金曜から昨日の月曜日まで、三泊四日で黒海地方のユンエに出かけていました。友人の長男の結婚式があったからです。
この駄文でも記したように、友人とは、98年に名古屋で知り合いました。当時、友人は日本へ出稼ぎに来ていたけれど、奥さんの実家は相当な資産家であり、無理して出稼ぎに来る必要など何処にもなかったのではないかと思います。
土曜日の長男の結婚式も、なかなか豪華でした。金曜日の3時頃、友人宅があるユンエの団地に着いたら、もう楽団が来ていて、賑やかに演奏しており、祝いに訪れる人たちへ食事が振舞われていました。
4時を過ぎたら、さらに大きなスピーカーが取り付けられ、楽団の演奏は賑やかというより騒々しいくらいで、日本だったら、団地の住人が警察へ通報してしまうに違いありません。ところが、ここの住人たちは暢気なもので、中にはバルコニーに出て、手を振ったりする人もいます。
この日は、7時頃から何台もの車に分乗して、隣県のサムスン市にある花嫁の実家にほど近い公民館へ出かけ、“クナ・ゲジェスィ”という花嫁側の祝い事に加わったけれど、それまで団地では延々と楽団の演奏が続いていました。
金曜の晩は、クムルという山間の町にある友人の奥さんの実家に泊まり、土曜日の2時頃、団地へ戻って来ると、既に楽団がドンチャンやっていて、花婿やその親戚、友人たちが、それに合わせて踊っています。これから、また何台もの車で花嫁を迎えに行くそうです。
花嫁の実家までは片道1時間半ぐらい。実家の前でも、花嫁が出て来て、祝辞が述べられた後、15分ぐらい笛と太鼓に合わせ、皆で踊っていました。