メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

韓国歌謡「만남-マンナム(出会い)」

私は韓国語を学ぶために1987年の7月から1989年の正月までソウルに滞在していた。(帰国したのは昭和64年の1月7日だった!)

その頃韓国でヒットした歌のいくつかは今でも良く聴いている。韓国語の歌詞を覚えていて口ずさんだりする歌もある。

トルコへ渡航した1991年以降は、韓国でどんな歌がヒットしているのか余り解らなくなった所為か、当時の歌の数々は、いつまでも同時代の歌であり決して古くならない。

私にとって韓国の古い歌とは、87年以前にヒットした曲であり、89年から90年にかけてヒットした曲は比較的新しい歌のように感じている。そのため、ここに紹介する「만남(出会い)」という歌も私にとっては少し新しい歌である。

しかし、先日、「만남(出会い)」の歌詞がどのように日本語訳されているのか気になって、ネットで調べていたところ、日韓コーディネーターとして活躍されている1973年生まれの女性のブログに行き当たった。

そのブログで「만남(出会い)」は、のっけから「韓国の古い歌」と紹介されている。まず、これに私はショックを感じてしまった。さらに、「母が昔よくカラオケで歌っていたので・・」と続く。これにはもう茫然自失である。

「만남(出会い)」は私が最も頻繁に口ずさんでいる歌の一つで、特に「アー、パボガットゥンヌンムル・ポイジマラ~♪」というフレーズが好きで、この部分だけ声を張り上げたりする。

日本語に直訳すれば、「馬鹿みたいな涙を見せないで~」ということになるが、気になったのもこの部分がどう訳されているかだった。

上述のブログでもその他のネット記事でも、「愚かな涙を見せないで~」となっていたけれど、私はどうしても「馬鹿みたいな涙」と訳してしまいたくなる。

何故かと言えば、ほろ酔い加減でこの歌を聴いたりすると、思わず馬鹿みたいに涙ぐんだりしているからだ。


노사연 - 만남 (1989年)