メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

衣類はトルコより日本が断然安い!

昨年来、日本へ一時帰国する度に、衣類や靴、ナップザック等を買い込んで来ている。とにかく安い! トルコよりも絶対に安い!
といっても、運動靴を除けば、買って来るのは中古品ばかりである。しかし、大規模な中古品専門店では、品揃えも良く、多くの商品が殆ど傷んでいない新品同様の状態で並んでいる。
最近、イスタンブールで外出の度に持ち歩いているナップザックとウエストポーチは、いずれも500円、着ている半袖のシャツも500円。この前の一時帰国中に購入したジーパンに至っては、たったの200円である。
このジーパン、試着した時は、かなりきつくて、腹をぐっとへこませなければボタンが閉まらず、少しでも太ると穿けなくなる惧れがあった。
それで、これに“チャレンジ・ジーパン”と名付けたら、姉が笑っていた。「既にチャレンジに失敗した奴がいるから、そんな新しいジーパンが中古で売られているんだよ」なんて言うのである。
しかし、2ケ月経った今では、腹を無理にへこませなくても入るようになった。チャレンジは見事に成功したと言って良いだろう。これはもう“サクセス・ジーパン”だ!
運動靴は、中野サンモール商店街の靴屋さんに行けば、1000円で新品が手に入る。デザインとか細かいことを気にしなければ、決して品質も悪くない。
今回、中野のブロードウェーではメガネを新調した。
「東大門眼鏡店」。13年前から、メガネはここで新調することにしている。韓国人の社長さんは日本語が随分巧くなった。新しいメガネは、近眼のレンズとフレームで計3000円。イスタンブールでもっと安い店があったら教えてほしい。
しかし、こうして何でも安い日本で買い物しながら、ちょっと気になったことがある。
何故か、殆どの表示価格に消費税が含まれていない。トルコのように税込み価格を表示してくれたら良いのに、計算するのがとても面倒だった。
日本の財政赤字は、私みたいな経済オンチの素人が聞いても、真っ青になる巨額だから、税率アップを延期しているような場合じゃないと思うけれど、あれでは、8%の消費税でさえ余計に高く感じられてしまう。(そのためにやっているのか・・・)
トルコでも、日用品の税率は8%である。しかし、一部の嗜好品には、18%課税されていて、数年前までは、チョコレートやビスケットのような菓子類も、そういった嗜好品に数えられていた。
現在は、8%に下げられているはずだが、何しろ糖質制限を始めて、菓子類には縁がなくなっているため、レシートで「8%」を確認してみようにも、今のところその機会がない。
いずれにせよ、今後、菓子類の税率が100%に引き上げられたとしても、私には何の影響もなさそうだ。却って糖質制限がやり易くなるかもしれない。
それどころか、この“菓子類100%”を実現すれば、糖尿病の患者さんが減り、チャレンジ・ジーパンに成功する人も増えて、万々歳じゃないのか? でも、そうなると、200円でジーパンが買えなくなってしまうから駄目か・・・。

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