メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

暑い夏の楽しみ?

9月も末になって、朝夕は大分涼しくなっていたけれど、日中は最後まで暑かった。こんなに暑い9月はなかなかなかったような気もする。

昔、「セプテンバーレイン♪ 9月の雨は冷たくて♪」という歌があったけれど、今では「9月の雨は蒸し暑く♪」じゃないかと思う。

10月になったので、これから少しは涼しくなるだろうか?

しかし、私はそれでも「寒い冬」より「暑い夏」が好きだ。

夏、熱い日差しの中を汗びしょびしょになって小さな山へ登り、降りて来てからコンビニで冷たい炭酸水を買い求め、ゴクゴクと飲み干す時の爽快感が堪らない。

冬の寒い時に暖かい飲み物を飲んだら、「ホッ」とするかもしれないけれど、あれほどの快感は得られないだろう。

なんて言いながら、私は冬でもサウナに入ったりして、夏と同様の爽快感を楽しんだりしている。

あれは、やっぱり「これ以上我慢したら熱中症になるんじゃないか?」というぐらい粘り、喉がカラカラになってから、冷たい物を飲み干すとそれだけ快感が増す。なんでも「楽あれば苦あり」である。

そもそも、私はサウナに行かずとも、毎日、15分以上の温浴を実践し、湯上りに冷たい炭酸水を飲み干して、サウナほどではないにしても、結構な爽快感を得ている。

温浴により、体温が39~40度ぐらいまで上昇すれば、免疫力が高まり、ヒートショックによる効果も得られるそうだ。

人間の体はヒートショックを受けると、「ヒートショック・プロテイン」なる物を作り出して細胞の若返りに努めるという。また、これはヒートショックに対する耐性を高め、熱中症の予防にもなるらしい。

ところで、「ヒートショック・プロテイン」があるのに、「コールドショック・プロテイン」がないのは何故だろう?

ひょっとすると、人類は熱帯地方で生まれたため、暑さに対しては「ヒートショック・プロテイン」といった対応力を得たものの、寒さに対しては「充分に着込む」「暖房を行う」といった知恵で対処する以外の「生理的な対応」を身に着けられなかったのかもしれない。果たして、どうなのだろうか?