メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

中華風の角打ち?

昨日、数年の間、毎日のように着ていたジーパンが尻の辺りで裂けてしまった。

ブックオフで500円ぐらいで買ってきたジーパンだから、それほどショックもなかったけれど、とりあえず替えのジーパンを用意しなければならない。

それで、難波にあるブックオフまで出かけてみたところ、ぴったりサイズのジーパンが2本、直ぐにみつかった。500円に800円程度と値段も私の財布にぴったりである。往復の交通費を考慮しても、なかなか良い買い物だったと思う。

帰りは、以下の中華食材店に寄って見た。「緊急」が解除されたら、夕方は簡単な飲食も可能になると聞いていたからだ。

着いたのは6時頃だったが、店にいたのはあの黒竜江省出身の女性、それから共同経営者と思われる年配の女性が2人、彼女たちも黒竜江省の出身であるという。お客さんは、現場職人風の老人が1人だけで、この人は日本人である。

ひょっとしたら、中国の人たちの溜まり場になっているのではないかと思っていたけれど、どうやら近所に住んでいる現場作業員といった面々が常連で、仕事帰りに一杯やって行く角打ちのような店になっているらしい。だから、メニューには「冷や奴」や「枝豆」などもある。

職人風の老人も黒竜江省の女性たちと打ち解けた様子で話し込んでいて、それは何処にでもある普通の角打ちと全く変わらない光景のように見えた。

卓上の大皿には「魚の煮つけ」も盛り付けられていたが、これは八角の香り漂う中華風の味付けである。他の品々も鶏足の煮物といった本場中華風が殆どだけれど、老人は慣れた様子で美味しそうに食べていた。

年配の黒竜江省の女性が私の皿の脇に「これと一緒に食べると美味しいよ」と言って生唐辛子を置いてくれたので、早速手に取ったら、老人は「おい、生はちょっと辛いかもしれないぞ」と笑いながら注意してくれた。これがきっかけで老人とも会話が広がった。まさしく角打ちの雰囲気である。

生唐辛子は割って匂いを嗅いでみれば、どのくらい辛いか解る。私は韓国でもトルコでもそうやって生唐辛子を食べて来たが、これは余り辛くない生唐辛子だった。

料理はどれも美味しく、豚マンも素晴らしかった。近所なら、私も常連になりたいけれど、ちょっと遠すぎる。でも、昨日のように大阪へ出るついでがあれば寄れるだろう。もっと常連客の多い時に来たら楽しいかもしれない。

やはり、製造等の現場で働く人たちは、誰とでも直ぐ打ち解けてしまうようである。昔から現場には色んな人が集まっていた。今は外国の人も少なくないはずだ。

その中で仕事を巧く進めていくためには、様々な違いを乗り越え、仲良くやって行くより他にない。多様性への適応など当たり前のことなのだ。

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