メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

千尋の滝

昨日、朝の9時近くまで相当な雨量があったので、雨が上がると、「千尋の滝」へ様子を見に行った。姉の家から、歩いて25分ぐらいである。
案の定、展望所から眺められる滝は、豊かな水量により、なかなか迫力があった。
この「千尋の滝」は、落差が60mに及ぶそうだ。しかし、展望所の位置が、滝から大分離れているため、ちょっと臨場感に欠けてしまう。
そこで、昨日は、展望所からさらに、「立入禁止」という表示が掲げられたロープを跨いで、もっと下まで降りてみた。
道は、少し降りた先から、コンクリートで舗装されていて、転落防止用の鉄鎖もあり、急な坂は階段になっているので、非常に歩き易い。
舗装されていない部分も、かなり踏み固められた状態で、雑草が生い茂っていない。どうやら、「立入禁止」と言いながら、結構、往来が少なくないようである。
ところが、暫くして、滝が少し間近に見える吊り橋の袂まで来たら、吊り橋は、有刺鉄線付きの鉄扉で厳重に閉ざされていた。
仕方なく、そこで写真を撮って引き返したけれど、おそらく、向こう側へ渡ることが出来れば、滝壺の直ぐ近くに降りられたのだろう。
聞いたところによると、滝の周辺は、「水源地管理」という名目で、「立入禁止」になっているらしい。
とはいえ、この川は、「千尋の滝」から「龍神の滝」と「トローキの滝」を経て、瞬く間に海へ注いでいる。途中、取水して利用している状況は殆ど考えられない。いったい、どのような「水源地管理」なのか、皆目不明である。
それに、案内のガイドさんを雇えば、吊り橋を渡って、滝壺の辺りまで行けると言うから、ますます何のことやら解らなくなる。屋久島には、こういった山道などを案内して収入を得ているガイドさんが300人(!!)もいるそうだ。

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