昨日の爆発事件、新聞によると、ネベ・シャローム・シナゴークでは、10時半から「Bar Mitsva」なる儀式が行われる予定だったということであり、もしも、爆発が儀式の最中に起こっていたら死傷者がもっと増えていたに違いないと記されています。
この「Bar Mitsva」、子供が13歳に達して宗教的な責任を負えるようになったことを祝うものだそうで、昨日はコーヘン家の子供達が儀式を待っていたとのこと。
私は、98年、イスタンブールのオスマンベイで、韓国製服地の営業に携わっていたことがあります。
この時に、一度訪れて商談した「アジェムオウル」という服地問屋の社長は、ナタン・コーヘンという人でした。
当時はドイツ人であると聞いていたのですが、「Bar Mitsva」にまつわる記事を読んでもしやと思い、亡くなったり負傷した方々のリストに注意深く目を通していると、負傷者のほうで、何人かコーヘン姓を持つ人達が記載されていた中に、果たして「ナタン・コーヘン」という名も出ていました。
トルコでは珍しい名前なので、あのナタンさんに間違いないはずです。ナタンさん、当時既に60歳ぐらいではなかったかと思いますから、「Bar Mitsva」で祝福される予定になっていたのはお孫さんだったのでしょう。
どの程度の負傷なのかわかりませんが、直ってからまた儀式を受けられるようになれば良いですね。