昨日は久しぶりに友人の経営するトルコ料理屋「サクルエブ」に出かけて見た。
「春分の日」はトルコでも「ネヴルーズ」として祝われるけれど、特にネヴルーズを意識して出かけたわけじゃない。連休で翌日を気にせずに飲めると思ったのである。
夕方、阪急芦屋川駅近くの店に入ったら、女性のお客さんが多数見えていたので驚かされた。なんでも、ベリーダンスのイベントが予定されているらしい。
しかし、トルコでも他の中東の国でも、ベリーダンスを観て楽しんでいるのは大半が男であるような気がする。これが日本では違っているらしい。昨日、男の来客は、結局、私だけだった。
料理もこのイベントのためセットメニューだけになっていて、ラクもダブルで2杯飲んだだけである。(ラクはシングルじゃなくてダブルにしないと美味くない!)
ベリーダンスをトルコでは一般的に「ギョベック・ダンス」と呼んでいる。ギョベックは臍のことだから、ベリーダンスと同様の印象によるのではないかと思う。
昨日、ダンスを披露された方は主にエジプトで学ばれたようだから、アラビア語では何と言うのか尋ねてみたところ、「ラックス・シャルキー」だそうである。
ラックスはトルコ語にもなっていてダンスの意だから、つまりは「オリエンタル・ダンス」ということなのだろう。トルコでも正式には「オリエンタル・ダンス」と表現するらしい。
ラックスという言葉は、どういうわけか「ダンス」に置き換えられてしまって、現在のトルコでは殆ど使われていない。
まあ、もっとラクを飲みながら友人と語り合うつもりで出かけたけれど、美しいベリーダンスを堪能できたうえ、様々な知識も仕入れることができて、なかなか幸運な夜だったかもしれない。