一昨日は、夜勤(24勤の)明けにそのまま京都へ向かい、南禅寺~哲学の道~銀閣寺と歩いて来た。当初は京阪三条から哲学の道を回って出町柳までざっと歩くつもりだったが、南禅寺の静粛を目の当たりにして気が変わった。『これほど静かな京都を観る機会はもうあるまい』と思い、永観堂~法然院~銀閣寺を丹念に観て回った。
おそらく、南禅寺と銀閣寺を訪れたのが97年頃以来の約23年ぶり、永観堂と法然院に入ったのは初めてで、哲学の道を歩いたのも約23年ぶり、あるいは40年ぶりだったかもしれない。20歳の頃、京都へ旅行した際に歩いたのは確かだが、23年前はちょっと解らない。銀閣寺の辺りだけ歩いたような気もする。40年前は、京阪電車が未だ鴨川の辺を走っていた。あの頃の京阪三条駅の賑わいが懐かしい。
一昨日、永観堂と銀閣寺は、拝観料が少額で申し訳ないように思えるくらいだった。何人か出会った人もいたが、ほぼ貸し切り状態と言っても良いだろう。銀閣寺の周辺では、お土産屋さんや甘味屋さんが店を開いていたけれど、『お団子焼いてて大丈夫なの?』と余計なことが心配になる。4月中の減量目標を掲げていなければ、私が買い食いしてあげたいくらいだ。お土産屋さんも大変な苦境であるに違いない。私のような低所得者じゃなくて、余裕のある人たちにもっと来てもらわないと困るのではないかと思う。