メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

カラオケ・スナックで熱唱?

先週の土曜日、友人に誘われてカラオケ・スナック的な店で飲んで来た。

多分、日本でカラオケ歌いながら飲むのは30年ぶりぐらいの出来事じゃなかったかと思う。30年ほど前は、本社韓国の東京支店で働いていて、本社からの出向社員だった先輩のパクさんに連れられて赤坂の韓国パブなどへ行き、酔いに任せてカラオケを歌ったりした。

もっとも、土曜日に飲んだのはカウンターだけのこじんまりした店で、赤坂の韓国パブとはちょっと様子が異なる。

20代の未だ前半、格好つけてスナックにボトルを入れていたこともあったけれど、土曜日の店には、それを思い出させる雰囲気が漂っていた。

しかし、当時、そういうスナックで飲んでいた20歳ぐらいの若造は、決して私だけじゃなかったのに、土曜日、カウンターに並んで歌っていた7人ほどの酔客は、同世代の友人を除いて皆さん一回りは年長の方たちばかりだった。

もちろん、20代の若者なんているわけがない。30代~40代も、おそらく来ないのだろう。ああいった店の中には、開店当初のお客さんが世代交代しないまま、20年~30年過ぎてしまった所もあるに違いない。

それに、昨今のコロナ騒ぎでは、若い人たちの方が行動を控えている傾向もあるという。若い人は、基礎疾患でもない限り重篤化するリスクは殆どないはずだが、老人たちへ感染させないよう気を使っているのだろうか?

私も街角や電車の中で、なるべくお年寄りには近づかないようにしていたけれど、土曜日は「3密」ならぬ7密状態(50代のママさんと30歳ぐらいのオネエサンを加えたら9密)の中、仲良く飲みながら談笑し大声で歌ってきた。

皆さん、店から家へ帰るのではなく、歌いまくりながらあの世へ退場するぐらいの気合でお飲みになっていたのかもしれない。若い人たちも余り気を使う必要はないような気もする。