（７月１６日：２２時１０分）
タクシム広場の共和国記念碑の前では、一群の若者たちがトルコの国旗を振り回しながら、歓声を上げていた。クーデターが制圧されたことを祝っているようだった。
共和国記念碑は、トルコ共和国の独立を記念したものであり、独立の英雄たちの中ほどに立つアタテュルクの姿は、ひと際目立っている。
かつてこの記念碑の前に集まって、国旗を掲げていた人たちは、その多くが左派のアタテュルク主義者だったのではないかと思う。彼らの中にはイスラムを嫌っている人も少なくなかっただろう。
ところが、今日（７月１６日）、集まっていた若者たちは、国旗を振りながら、「アッラー・アクバル！（アッラーは偉大なり！）」と叫んでいたのである。時代は変わった・・・。
