メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

今日(7月16日)のイスタンブール

(7月16日:21時40分)
クーデター事件も、今日(7月16日)の昼過ぎには一段落ついたようなので、市内の様子はどんなものかとヨーロッパ側のタクシムまで出かけて来た。
イスタンブールは平穏を取り戻していたけれど、市バスは未だ動いていなかったため、まずはミニバスでカルタルへ、ここから地下鉄に乗ってカドゥキョイへ出るという変則的な経路を辿らなければならなかった。
もちろん、市バスだけではなく、海峡横断地下鉄マルマライ線が運休していたり、様々なところに事件の影響が残っているようだ。しかし、カドゥキョイ行きの地下鉄は、どういうわけか無料で運行していた。
エスカレーターで前に立っていた青年2人に、「なんで無料なの?」と訊いたら、「クーデター事件があったじゃないですか」なんて平然としている。
それで、「事件があったら、普通は値が上がるだろう」と言い返しても、彼らは「そこがトルコの面白いところです」と笑っていた。
カドゥキョイからは海峡連絡船でベシクタシュに渡り、歩いてタクシムに向かった。
途中、昨晩銃撃戦があったというハルビエの陸軍司令部の前を通ったけれど、そんな事件は夢じゃなかったのかと思えるくらい平穏そのものだった。

*写真:地下鉄のカルタル駅。/ボスポラス海峡。海峡大橋の上にはいつものように自動車が行き交っていた。/ハルビエの陸軍司令部の前

f:id:makoton1960:20191006134021j:plain

f:id:makoton1960:20191006134127j:plain

f:id:makoton1960:20191006134147j:plain