メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

アルメニア教会のクリスマス

昨日、ベシクタシュにあるアルメニア教会で、クリスマスのミサを見学してきました。アルメニア正教では、クリスマスを1月6日に祝いますが、私はこれをユリウス暦を使っているために、暦が12日間ずれているからだと思っていました。ロシア正教会等はユリウス暦によって祝祭を行うそうです。
しかし、昨日、教会でアルメニア正教徒の方たちから伺ったところによると、「1月6日はイエスが受洗した日であり、私たちはこの日にクリスマスを祝います」という話でした。
実際、ミサでは、最後に子供が壇に上がり、“イエスの受洗”を象徴した儀式が執り行われていました。
この儀式が終わると、司祭さんらは信徒の方たちを従えながら礼拝堂から外へ出て、隣の付属施設にある司祭さんの執務室に入ります。執務室には15人ぐらいしか入れないので、他の信徒の方たちは外で最後の祈りを捧げていたけれど、私は“外国から来たお客さん”ということなのか、特別に招かれたうえ、写真まで撮らせてもらいました。
司祭さん始め聖職者の方も信徒の方たちも、皆さんイスタンブールに暮らすトルコ国民ですから、もちろんトルコ語を話されますが、ミサはアルメニア語で執り行われ、信徒の方たちも、その多くはアルメニア語で会話していました。
私はアルメニア語を全く解しませんが、ミサはパイプオルガンの伴奏による合唱隊の聖歌で、所々感動的な高まりを見せ、11時から13時までの2時間を長いとは一つも感じませんでした。アルメニアの教会音楽は本当に素晴らしいと思います。ここで写真しかお見せできないのが残念です。

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