メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

復活祭ミサ

今日は、ベイオウルの“Surp Asdvadzadzin Ermeni katolik kilisesi”というアルメニアカトリック教会で復活祭ミサを見て来た。“Surp Asdvadzadzin”はアルメニア語で聖母マリアといった意味になるらしい。
ミサは、オーソドックスのアルメニア教会と同じように荘厳であり、アルメニア語で歌われる聖歌も良く似ていて、とても美しかった。
帰って来てから、ウイキペディア等で調べて見ると、アルメニアカトリック教会は、“東方典礼カトリック教会”の一派に数えられ、ローマ法王の権威を認めているものの、典礼はオーソドックス(正教会)と変わらないようである。

 ウイキペディアのトルコ語版では、トルコのアルメニア人が6万人ぐらいと見積もられ、その殆どがオーソドックスで、カトリックは2千人程度に過ぎないと記されているけれど、今日の復活祭ミサには、大勢の信者が訪れていた。
意外に思えたのは、司祭さんが説教の一部をトルコ語でも語っていたところで、教会の人に訊くと、「この教会には、アルメニア人ばかりでなく、トルコ人やスリヤーニ(アッシリア人)も来ているからです」という説明だった。オーソドックスのアルメニア教会で、トルコ語による説教は全くなかったと思う。

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