メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

「山口組」いよいよ解散か?

暴力団山口組がいよいよ解散するらしい。長引く抗争で疲弊し収益も激減したため、「六代目」と「神戸」が和解したうえで、揃って解散するのではないかと言われている。

しかし、往時に比べれば半数ほどになったとはいえ、まだ数千人の規模に達する構成員の生活が保障されないと、却って危険な存在になってしまうかもしれない。

そこで組幹部から相談を受けたコンサルティング会社の提案により、テーマパーク等を運営するアミューズメント企業「株式会社ヤマグチ組」として再出発する予定であるという。

先日は、テーマパークで計画されている各種のアトラクション等が、山口組の本部で付近の住民の方々に披露されたそうだ。長年にわたって組員らと親しく接して来た方たちから、アトラクションの出来栄えを評価してもらって、再出発への感触をつかみたかったらしい。

結果は上々だったものの、住民の方たちが知人らに感想を伝えてしまったため、秘密裏に進められていた計画と共に「解散」も明らかになったようである。

計画によると、本部は「山口組記念館」として運営され、別途に「テーマパーク山口組」が兵庫県内で開園の見通しである。このテーマパークで組員らが各種のアトラクションを催すのだという。

先日、住民の方たちから最も高い評価を受けたアトラクションは「鉄火場」、つまり賭博を再現したものだった。実際に金銭を賭けない模擬「賭博」に過ぎないが、本物の組員が熱演する「丁か半か!」には、映画などでは見られない迫力が感じられたそうである。

あまりにも好評だったため、コンサルティング会社は、将来、外国人観光客だけを対象にして、金銭を賭ける「賭場」にする方向で関係所管に働きかけていきたいと明らかにしている。

組員らの刺青を鑑賞するアトラクションにも住民の方たちは大喜びだったという。間近に鑑賞するだけではなく、触れてみることも出来るとあって、特に若い女性たちが喜んでいたらしい。

ヤクザ映画では「カチコミ(殴り込み)」が極めてエキサイティングなシーンとなっているが、これは再現に危険が伴うため見送りとなり、その代わりに警察の「ガサ入れ」を再現するアトラクションが組員らによって演じられた。

もちろん、警察官や刑事の役も組員が熱演したわけだが、住民の方たちの評価が最も低かったのは、このアトラクションだった。本物の警察の迫力が感じられなかったそうである。

本部の御近所であるという年配の女性は、「組員さんたちは、皆、優しくて上品な人ばかりなんで、あの迫力と恐ろしさを出すのは無理でしょうね」と残念そうに話していたという。

おそらく、この女性は、以下のような動画から実際の「ガサ入れ」を観て、期待していたのではないかと思われるが、確かに、この凶暴な場面を再現するためには、本物の警察官に御足労願うよりないかもしれない。

しかし、山口組が解散すれば、府警のマル暴も人員過剰となるに違いない。希望者に「株式会社ヤマグチ組」へ転職してもらうのはどうだろうか?

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