メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコ南東部で地震

日曜日にちょっとした不運に見舞われ、それを昨日の朝、「これも『運命』と思って諦めよう」という駄文でお伝えし、「悪いことがあれば、そのうちきっと良いこともあるに違いない」なんて書いたが、その僅か数時間後、トルコから恐ろしい地震のニュースが報じられた。

大きな被害をもたらしたマグニチュード7.7という本震に続いて、何度も同程度の揺れが繰り返されたそうだ。それを果たして「余震」と表現して良いのか解らなくなってしまうけれど、余震が続き雪も降る最悪の条件の中で救助活動も極めて困難な状況であるという。

被害地域がとても広範囲にわたっていることにも驚かされる。震源に近いカフラマンマラシュやガジアンテプばかりでなく、かなり離れたマラティヤ、ハタイといった地域からも甚大な被害の様子が伝えられている。

以下のYouTube動画は、マラティヤの現地から報道しているトルコのニュース番組だが、取材中にも大きな余震があり、凄まじい臨場感と共に被害の恐ろしさを知ることができる。

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ハタイには2011年の5月、数日滞在しているし、ガジアンテプとマラティヤも1993~4年に訪れている。

マラティヤでは、市街地を散策していて、トルコ人の青年に流暢な日本語で話しかけられて驚いたことがある。青年は日本の大学に留学しており、夏休みを利用して帰省中だったという。彼が今何処にいるのか解らないが、本人やその親族に被害がなかったことを祈るばかりだ。

現在、私は派遣の運転手で経済的にも苦しいが、なんという幸運な人生を送って来たのかと改めて考えさせられた。天災に見舞われたこともなければ、大きな怪我や病気もしていない。この幸せに感謝したいと思う。

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