メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ガストで活躍するロボットとタブレット

年末年始の長期休暇に入ったが、今日は特に何処かへ出かける予定もなく、昼過ぎてから自転車で15分ほどの所にある「ガスト」へ行ってランチを食べてきた。

ガストを利用するのは久しぶりだったので、まずは料理を客席まで運ぶロボットに驚かされた。いつ頃導入されたのだろう? 

注文もテーブルの上に置かれたタブレットから送信するようになっているけれど、これはバーミヤンで経験済みだった。新しいメカに弱い私も、最初から無事に注文できたくらいで、それほど難しいものではない。

ところが、世間にはこういったシステムに目くじらを立てる人がいるようだ。

注文の仕方が解らないと文句をつけて店を出て行く人もいるらしい。その顛末をSNSに投稿しているのだから、スマホやパソコンの操作はこなせるのだろう。

店員さんが注文を聞きに来てくれないと満足できないのかもしれない。それなら文句を言わずにもっと高い店へ行けば良いと思う。

ガストのようなファミレスは、こうして人件費を切り詰めて低価格を維持しているのではないか・・・。

もしも、本当にタブレットの使い方が解らない人がいるのであれば、それはもっと大きな問題に違いない。

しかし、ATMの操作を嫌がって、必ず銀行の窓口に並ぶ高齢者もいるというから、タブレットを拒否する人がいたとしても不思議ではなさそうだ。

20年ぐらい前、トルコの銀行で、カードと暗証番号の記されたメモを警備員に渡し、ATMを操作してもらっている老人を見て、思わずのけぞってしまったけれど、トルコのデジタル化はこの20年で飛躍的に進んだ。

子供たちが海外へ移住したりすると、最低学歴しかない田舎の年老いた親も一生懸命にスマホやパソコンの操作を習得して、ネットで我が子との交流を楽しんでいたりする。必要になれば、認知症でもない限り、年寄りでもそのぐらいできるのである。

『お年寄りには無理だから・・』なんて躊躇っていたらデジタル化はいつまで経っても進まない。