昨日、難波へ出たので、久しぶりに丸福珈琲のホットケーキを食べて来た。
最近は、フワフワとか極厚とか色んなホットケーキが流行っているようだけれど、これは昔ながらのシンプルなホットケーキで、何だかホッとする味わいである。
かつて、神田須田町にあった万惣フルーツパーラーのホットケーキがこんな感じだったのではないかと思う。
子供の頃、何度か連れて行ってもらった万惣フルーツパーラーでは、カウンターの向こうの大きな銅板でたくさんのホットケーキが次々と焼き上げられていた。
しかし、成人してから一度食べに行ってみたところ、既にカウンターも大きな銅板も見当たらず、店は随分様変わりしていた。
ホットケーキは客席から見えない調理場で焼かれているようだった。その後、2011年に万惣フルーツパーラーは閉店している。
丸福珈琲でいつ頃からホットケーキが焼かれているのか解らないが、創業は昭和9年となっていて、昭和2年創業の万惣フルーツパーラーとそれほど変わらない。
そして、こちらは閉店どころか、着々と店舗を増やしており、既に全国展開といった勢いである。
しかも、難波本店の雰囲気は昔と殆ど変わっていないという。昨日もその庶民的な雰囲気の中で濃いめのコーヒーとホットケーキを堪能した。実に有難いことだと思う。