この動画で、ユーチューバーのメフメト・センディンチ氏は、トルコ人がパスポート無しで入国できるグルジアのバツーミを紹介している。
撮影されたのは、1月9日であるそうだが、バツーミの街にクリスマスツリーが飾られているのが見える。
このクリスマスツリーがセンディンチ氏の注意を引くことはなかったようだけれど、グルジアの正教会はユリウス暦を使用しているため、バツーミの街は1月6日に始まったクリスマスの真っ只中ではなかったかと思う。
バツーミの街の広場は、日が暮れてからもコンサートが開かれ、多くの人たちで賑わっている。センディンチ氏はその賑わいに驚いていた。
世界を旅して回りながら、ユーチューバーとして活躍しているセンディンチ氏は、ひと昔前の世代なら、西洋志向の強い脱宗教的な政教分離主義者のように思われてしまうかもしれないが、食事の際に豚肉の有無を気にしたりして、結構宗教的な傾向がうかがえる。
他のトルコ人のユーチューバーと旅先で合流して共同で動画を作成することもあり、例えば、以下の「読む本は自分の判断で選ぶ?」という駄文でお伝えした女性ユーチューバーのヌルギュル氏とは宿を共にしながら、度々合作を試みているようだ。
おそらく、ヌルギュル氏の方は殆んど宗教的な傾向が無さそうである。そんな若い男女が和気あいあいと旅を楽しんでいる。如何にもトルコらしい光景じゃないかと思った。
2012年12月、バツーミの近郊で撮ったグルジア正教会の教会。