この写真は、うちの近所にある宝殿山の頂上から撮った。
中ほどに白く光っている小さな物が見えるけれど、これが何と姫路城なのである。
城が見えるのは、頂上のほんの一画からで、少し外れると左右の山に遮られて見えなくなる。まさに「奇跡の一画」と言って良いかもしれない。
私は一昨年(2020年)の8月、頂上からの展望をスマホで撮っている時に教えてもらった。
教えてくれた方は、私を招き寄せ、「そこに立って、向こうを見て御覧なさい」と丁寧にその方角を示した。
以来、私も何人か旅行者と思われる方たちに、この「奇跡の一画」を教えて楽しんでいる。
しかし、当時の私のスマホでは画素数が足りなくて、撮っても全く判別できない状態だった。
年末にスマホの機種を変更したので、昨日の朝、改めて挑戦してみたところ、白く光っている姫路城が微かに写っていたのである。
もっとも、これでは姫路城であることを説明しなければ何が写っているのか解らないだろう。大きな望遠レンズを付けたカメラなら、「奇跡の姫路城」が写せるかもしれない。