今日の夜勤明け散歩は、勤務地のポートアイランドから三宮、新神戸、北野、元町というコースだった。
昼飯を神戸モスクの近くにある「シャワルマ」というケバブ屋さんで食べようと計画したため、開店の11時に合わせたコースになった。
また、今日はイスラムの預言者生誕を祝う日なので、それに合わせて神戸モスクで記念の写真を撮ることも目標に定めていた。
「シャワルマ」は2か月ほど前にオープンしたそうだ。先月の夜勤明け散歩で見かけて、ネットで調べたら、シェフはトルコ人という記述もあり、是非訪れて見なければと思った。
11時頃に着くと、まだ店には他のお客さんもいなかったから、気軽にトルコ語で話しかけ、「Mevlid kandiliniz mübarek olsun.(生誕祭おめでとう)」と挨拶しただけで、直ぐに打ち解けた雰囲気になって暫く雑談した。
実を言うと、この時点では、雑談しているシェフの名前さえ解っていなかったけれど、何だか随分前から知り合っていたような気分になっていた。
トルコではこんな出会いが良くあった。バスで隣り合わせになって話し始め、お互いの目的地へ着く頃には、旧知の間柄、友人のようになっているのも珍しくなかった。
何故だろう? トルコの人たちにはなかなか不思議なところがある。ひょっとすると、トルコ語にも直ぐに打ち解けて話しやすくなる力が潜んでいるのかもしれない。
「シャワルマ」は夜勤明け散歩の重要な拠点の一つになりそうだ。今日は、やはりとても縁起の良い日なのだろう。Mevlid kandiliniz mübarek olsun!