一昨日の4月19日、初めて高野山に上ってきた。22~3年前、大阪に住んでいた頃、何度か行こうと思って果たせなかった夢がようやく実現したような感じである。
もちろん、高野山を見て回るのが主な目的で出かけたのだけれど、私は少し鉄道オタクの気があるので、南海高野線の特急に乗ってみたいという願望もあった。
そのため、朝、難波に着くと、軽く朝食を取る前、まずは乗車券を確保して置こうと南海線の駅へ急いだ。一番前の席に座りたかったのである。
ところが、実際に乗車した後で、それほど急ぐ必要などなかったことに気づかされる。先頭車両には私を含めて3人の乗客しかいなかった。
「高野山の桜の見頃」に合わせて19日を選んでいたため、『平日とはいえ、結構混むかもしれない』と思っていたのに、コロナ騒ぎの影響はかなり深刻らしい。
終点の極楽橋へ到着したのは10時過ぎだった。そこからはケーブルカーで高野山に上がれるが、私は「お遍路」の気分を出してみようと歩いて上ることにした。
しかし、高野山入口の女人堂まで40分で着いてしまい。あまりお遍路らしい気分にもなれなかった。お遍路のつもりなら、麓の橋本辺りから歩いて来なければならないようだ。
さて、高野山では、今回、時間も限られていたので、桜を見ながらざっと歩いた。
本来は宿坊などに泊まってゆっくり見て歩きたいところだが、それはまた来る日のために残しておこう。その日はもう来ないかもしれないけれど・・・。