メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

目指せピンコロ!/目指せダイバーシティ!

「ピンコロ」という言葉、最初は何のことやら解らなかったが、要するに「ピンピンに生きてコロリと逝ってしまう」という意味らしい。

私もこれを目指して、いつまでも元気でいられるよう「健康管理」だけはかなり気をつけている。もっとも私の場合、僅かな治療費さえ捻出するのが難しい経済状態だから、よろっと来たら、コロリとまでは行かなくてもそう長くは持たないだろう。とにかく「ピンピン」だけは維持していかなければならない。

そして、個人に限らず、社会もやはり、いつまでも「ピンピン」していたほうが良いのではないかと思う。もちろん、こちらは「コロリ」じゃ拙いかもしれないが・・・。

日本は少子化によって次第に衰退して行くと多くの識者が論じている。人間に寿命があるように、社会が滅びてしまうのは自然なことだ言う人もいる。

しかし、社会が衰退して徐々に滅んで行くのは、長い闘病生活の末、最後は寝たきりになって死を迎える一人の人間以上に悲惨であるような気がする。滅びるまでに長い長い暗黒の時代を経過しなければならないはずだ。

それならば、海外から若い人たちに来てもらって、社会の「元気さ」を出来る限り維持して行くべきじゃないだろうか? 

今、昨年まで福岡で一緒に働いていたネパール人を始めとする就学生の面々を思い出しながら、改めてその若々しいエネルギーを感じている。彼らは、同世代の日本の若い人たちに比べて、苦労してきている所為か精神年齢も高かった。もともと、知力も体力も気力もなければ国を出て来る決心はつかなかったに違いない。

在日韓国・朝鮮人に優秀な人が多いのは、酷い差別と闘って来たからだと良く言われている。私も確かにそうだと思っていたけれど、やはりその経緯を見れば、一旗揚げようと海峡を渡って来た場合が殆どだろうから、当初より出来の良い人たちが多かったのではないか? 移民は世界の何処でも、大概、強く逞しいという。