メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ファクターX?

ウイルスは高温多湿で機能が弱まるため、インフルエンザは夏場に流行しないと言われていた。高温になれば、人間の免疫力も高まるらしい。新型コロナも温暖な東南アジアなどでは大きな被害を出していないので、やはり同様の傾向が指摘されているものの、シンガポールの例外は反論の余地になっている。

しかし、シンガポールは他の東南アジア諸国に比してエアコンの使用が圧倒的に多いような気もする。エアコンの快適さは人間の免疫力を低下させ、ウイルスには好ましい環境を作り出していないだろうか?

新型コロナは、欧米の所謂「先進国」で猛威をふるったため、「人間の文明に対する自然のしっぺ返し」という声も上がっているが、エアコンなど、その「文明」の最たる例であるかもしれない。私はエアコンが嫌いなんで、これを機会に過度の使用が見直されたら有難い。猛暑の日中はともかく、夕刻以降は除湿だけで充分じゃないかと思う。

コロナの死亡者が、日本や東アジア等で何故少なかったのか、その要因を「ファクターX」として調べる研究が進められているそうだ。BCGであるとか「コロナの三つの型」といった様々な仮説が提唱されているけれど、おそらく、その他にも上記のような気候等の要素が複合的に作用しているのだろう。

高温多湿もそうだが、ウイルスは極端な低温でも死滅するため、「-50℃」まで下がるシベリアの極寒地「オイミャコン」では風邪を引く人がいないらしい。果たして、新型コロナの場合はどうなるのか?

映画「アラビアのロレンス」では、「何故、砂漠が好きなのか?」と問われたロレンスが、「砂漠はクリーンだから」と答えるシーンがあったと記憶している。砂漠地域は、歴史上、疫病禍も少なかったそうだ。今回の新型コロナでも、サウジアラビア等は大きな被害を免れている。どうやら、砂漠はなかなかクリーンらしい。その砂漠から湧き出る石油や、それを扱う人間たちが余りクリーンとは思えないけれど・・・。