メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

コロナも怖気づく「男の美学」

昨日、夜勤明けに大阪の上本町へ出て、それから西成の辺りまで歩き回って来た。緊急事態が一部解除された所為か、心斎橋のアーケード街も結構賑わっていた。大阪の人たちは切り替えが早い。

通天閣はまだ休んでいたけれど、ジャンジャン横丁は昼から飲んでる酔客も多く、行列の出来ている店もあった。

そして西成、今池ガード下のホルモン焼きには多くの人たちが群がっている。パチンコ屋やゲームセンターも一杯。飲み屋やスナックも昼から盛況で、コロナなどどこ吹く風である。おそらく、世間の騒ぎを他所にずっとこんなだったのではないだろうか?

三角公園では、酒を飲みながら話し込んでいるおじさんたちの中に少しだけ混ぜてもらった。「仕事ある?」とか声をかければ、誰でも中に入れる。休業期間中の改装工事など、多少仕事はあるそうだが、特定の連中だけ仕事にありついているらしい。

それから、コロナの話題になって米中対決にまで話が及んだ。私の直ぐ横に立っていて写真には映っていないおじさんが専ら一人で話を仕切っていたけれど、「日本も100年後は中国にやられているだろう」なんて言う。そしたら、写真に後ろ姿の見えるおじさんが、「100年? 10年だよ」と反論して、「まあ俺たちはもう生きてねえから関係ないか」と二人で笑っていた。おじさんたち、未だ60歳ぐらいだろう。10年なら充分生きているような気もするが、余り長生きするつもりもないらしい。

今池から通りを渡った向こうのアーケード街の壁に記されていた「男の美学」という落書きには、以下のように明らかにされている。

・20代30代は男に成りたい

・40代50代は男でありたい

・60代70代は男で死にたい

「人生50年」などと歌われた時代からすれば、これでも大分延びたかもしれない。実際、三角公園に集まっているおじさんたちの平均寿命は一般よりかなり低いような気もする。しかし、その達観した死生観はなかなか格好良いと思った。

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