２４時間勤務は、途中、３時間半ほどの仮眠時間があるとはいえ、夜勤明けの休日は家にいると眠気でぼんやりと過ごしてしまう。それより、何処かへ出かけて早めに寝た時の方が翌日すっきりリセットされているように思える。というわけで、昨日も夜勤が明けると、そのまま奈良へ向かい、今度は法隆寺の辺りを歩いて来た。
またいつ引っ越すことになるか解らないし、ある日突然ぽっくり逝ってしまうかもしれない。今、関西に住んでいるのを幸いに、見ておきたい所はさっさっと回ってしまうべきではないかと思った。
法隆寺は、おそらく高校の修学旅行以来だろう。境内に入ることは出来なかったが、人通りの絶えた周囲は実に荘厳な雰囲気が漂っていた。
帰りはＪＲの法隆寺駅に出たけれど、来るときは近鉄の大輪田という駅から歩いた。鉄道オタクの傾向もあるので、私鉄のローカル線に乗ると堪らない風情を感じる。それから、大輪田の近くに「潜水橋」というのがあって、これをどうしても見ておきたかった。
ソウルの漢江にも「潜水橋（チャムスギョ）」という橋がある。片側二車線の立派な橋だが、漢江が増水すると水面下に沈んでしまう。大輪田の潜水橋は、その規模を少し小さくしたような橋かと思っていたら、軽自動車がやっとこ１台通れるくらいの橋でちょっとずっこけてしまった。周囲には照明もないため、増水した夜は結構危険な状況になるらしい。
