メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

就学生の今昔

15~20年前、秋葉原の電気街などで、中国人やインド人の店員さんの応対の素晴らしさに舌を巻いた。
彼らは、主に外国人客の応対に努めていたけれど、日本語も完璧で、商品の説明も非常に分かり易く的確だった。
あの頃は、相当に優秀な中国の人たちが日本へ来て、それほど給与も高額ではない一般的な職に就いていたのだろう。
今や、優秀な中国の人たちは、本国でいくらでも高額な給与を得られるため、わざわざ日本には来なくなってしまったに違いない。先日、博多の電気店で応対してくれた中国人の店員さんも、特に素晴らしいところは感じられなかった。
しかし、まだまだ発展途上の段階にあるベトナムやネパールからは、今でもかなり優秀な人材が日本へ流れ込んでいるのではないかと思う。
寮の近くの格安スーパーで働くベトナム人のドクさんも、そんな人材の1人と言えそうだ。余りにも紳士的な素晴らしい応対なので、ドクさんにレジで会計してもらうと、なんだか高級デパートで買い物したような気分にさせられてしまう。
残念ながら、私と一緒に配送センターで働いている就学生たちは、まだ日本に来て間もないため、スーパーやコンビニのレジ係が務まるほどの日本語さえ習得していないけれど、なかなか優秀な人たちが少なくないかもしれない。