メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

韓半島の危機?

ようやく危機的な状況から脱したトルコを後にして、日本へ帰国したと思ったら、今度は日本の周囲へ危機が迫っているらしい。
現場などで、トルコが話題になることは全くないものの、「北朝鮮のミサイル」は、毎日のように話題になっている。現場の作業が終わって、帰り支度をしていると、監督さんまで、「明日、未だ死んでいなければ、またここで会いましょう!」なんて冗談を言う。
日本全国、津々浦々で、こんな冗談が言い交されているのだろうか? 
中には、『冗談で笑っている場合じゃない!』と真面目に心配している人もいるが、私は冗談に笑いながら、全く何も心配していなかった。
今でも、それほど心配しているわけじゃないけれど、何が起こっても不思議ではない状況になっているのは確かであるかもしれない。
とはいえ、その「何が」に“戦争”が含まれるリスクは未だ少ないと思う。また、そういう事態になったとして、私の“心配”は何の効力もない無駄で終わるに違いない。
戦争以外にも、金正恩に対するクーデターであるとか、様々なシナリオが取り沙汰されている。しかし、金正恩になって以来、北朝鮮で何が起こるのか、ある程度でも予測された例は殆どなかったような気がする。何から何まで意外なことばかりだった。
例えば、クーデターが勃発して、北朝鮮国内の騒乱で済んだとしても、韓国は何らかの被害を受ける可能性がある。38度線からいくらも離れていないソウルは、特に危ない。
そうなると、ソウルの友人たちが心配になってくるものの、悲しいことに私の心配なんて何の役にも立たないのである。
在韓華僑の友人兄弟は、いざとなったら台湾へ脱出できると思うが、今のところ、当たり前にソウルで暮らしている。それほど危機的な状況ではないという証しかもしれない。彼らが台湾へ引っ越すようであれば、それこそ正しく“赤信号”だろう。

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