メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコのニュース

インターネットでトルコのニュースを追おうとしているけれど、もちろん、イスタンブールにいた頃のようには行かない。時間も限られているし、なにより、気軽にトルコの人たちから話を聞けなくなってしまったのが残念だ。
興味深いニュースとしては、CHPの前党首デニズ・バイカル氏が、2019年の大統領選の野党候補として、アヴドゥルラー・ギュル前大統領の擁立を提案したとか、AKP党内から、ギュレン教団系のみならず、他のイスラム主義的なメンバーも排除されるのではないかといった、俄かには信じがたい話もある。
前者は、実際、バイカル氏からそういう発言もあったようだが、後者は単なる憶測に過ぎないと思う。
アヴドゥルラー・ギュル前大統領を始め、アフメット・ダヴトオウル前首相、アリ・ババジャン元財務相のようにイスラム的なメンバーが遠ざけられ、重要ポストに、メフメット・シムシェク副首相(経済担当)、メヴリュト・チャヴシュオウル外相、スレイマン・ソイル内相のようなイスラム的傾向の余り感じられない閣僚が目立っているとはいえ、もともと“ミッリ・ギョルシュ(国民の思想)”のメンバーだった閣僚も少なくないらしい。
以前より、閣僚の顔ぶれが多様化してきただけではないだろうか?
しかし、政教分離主義のCHPが、イスラム的なアヴドゥルラー・ギュル前大統領を担ぐなんて、5~6年前でも全く想像すらできなかった話であり、いよいよ、政教分離主義、イスラム主義といったイデオロギーに基づく対立軸が過去のものになりつつあるのだとしたら、それほど悪くない話であるかもしれない。

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