メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

1951年頃の東京?

昨日と一昨日、イスタンブール市内のセットで撮影が進められている映画のエキストラに駆り出された。
朝鮮戦争を題材にしたトルコと韓国の合作映画で、トルコ人の兵士が、戦禍で孤児となった韓国人の少女を引き取って育てるというストーリーらしい。
一昨日から昨日にかけて撮影されたのは、少女を連れたトルコ人兵士らが、東京で束の間の休暇を楽しむ場面であり、随分奇妙な「1951年頃の東京」のセットが出来上がっていた。
セットの往来には、日本人やトルコ人兵士の他、米兵や西欧人夫婦の姿も見られる。西欧人夫婦を演じていたのは、ドイツ人とスラブ系女性のようだけれど、数人の米兵エキストラは、1人のウクライナ人を除いて皆トルコ人だった。
大勢いる「日本人」の大部分は、実はモンゴルの人たちで、日本人は私を含めて僅か6名、他に、カザフスタンキルギスの人たちが数名、中国と台湾から各1名、タタール系のトルコ人1名という構成になっていた。
韓国の人は、主役の少女の他、スタッフの中にもいたが、往来を歩くエキストラの中にはいなかった。
私は、トルコ人兵士がラジオを購入する「清野電気」の店主をやらされた。トルコ人兵士の強引な値切り交渉に渋々応じるという話だが、音声も収録しない短いシーンで、おそらく数秒、画面に映る程度じゃないかと思う。

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